フィレンツェ&京都
2005年 07月 27日
サンタ・マリア・ノヴェッラに行った時に、
お店の人から一人の画家の作品展案内をいただきました。
「~フィレンツェ・京都 姉妹都市締結40周年記念~笹倉鉄平展」
姉妹都市を記念して、画家笹倉鉄平がフィレンツェにて9月1日から7日間
個展を開くそうで、それに先駆けて今日から8月2日まで
大丸京都店で個展が行われます。
一番上の写真は、パンフレットを写したものの一部で
実物は、横に長い絵なのですが、冬の京都を描いた作品、『雪の「町屋」通り』です。
右端の建物が、彼が描いた「サンタ・マリア・ノヴェッラ・ティサネリーア・京都」。
実際の写真と見比べて、うんうん、このお店!と納得。
パンフレットにも描かれている、右側の八坂の塔、
これはコンテのものですが、これをもとにした油絵も並べて見ることが出来ます。
私はデッサンの方が、一本一本の線の表情まで見ることが出来て味があるように思い、
陰影のつけ方や、構図のとり方もとても勉強になりました。
フィレンツェで開かれる日本人画家の個展。
イタリアの人たちは、日本画というと、
一般的にどういうイメージを抱いているものなのでしょうか。
イタリアの芸術家というと、ルネッサンス時代の
ミケランジェロやダ・ヴィンチが思い浮かびますが、
現代の画家の作品を見る機会は、なかなかないように思います。
イタリアでも、浮世絵なら知っている、という人も多いかもしれませんが、
今の日本を伝える画家は知らないのではないでしょうか。
そんな意味でも、京都の今・今の日本を
フィレンツェに発信する試みは面白いと思います。
イタリアと日本の天国。
エンジェルと浄土(平等院鳳凰堂&蓮&仏像)。
右の絵は、「ヘヴンリィ」と題がついている、かなりの大作でした。
6体の楽器を操る仏が蓮を人に見立てて心を穏やかに華開かせているよう。。
★ 笹倉鉄平HPはこちら ★
by mayuppy131
| 2005-07-27 23:45
| アート